楓連子装小箪笥「以可留賀」

 

第66回日本伝統工芸展出品中

楓鋲装長方箱 - 木工藝 須田賢司 Japanese Fine Woodwork SUDA Kenji

 小さな細長い抽斗が2杯の構成なので小箪笥としました。全体の形は六角形、亀甲の形をしています。最近日本の古典に題を採った作品が多いのですが、この作も古代に行われた占い「亀卜」を思い六角をしています。きっと吉祥の印となることを願っています。

 そんな古代を連想する銘として万葉仮名で「以可留賀」とつけました。「以可留賀」とは法隆寺などがある古代から栄えた地域、斑鳩のことです。「イカルガ」の音が先にありそれに後世漢字を当てたのでしょう。ですから「以可留賀」の方がもともとの音には近いのかもしれません。
 抽斗をひくと側面の連子から抽斗側面の木画が見え、古代からの風が吹くような思いを起こさせます。楓材と桜材の組み合わせも春秋の象徴として私の好きな組み合わせです。

 

 

 

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