NHKで放映中の日曜美術館がこの度50周年を迎え、東京藝大美術館にて記念展が開かれています。2500回に及ぶ放送では、ピカソから火焔式縄文土器まであらゆる美術分野の作品が紹介されてきましたが、今展はその中から120点余を陳列しています。工芸関係の作品は多くはないのですが、その中に私の作品が選ばれて出陳していますのでご案内いたします。会期が大変長く、前期後期に分かれています。
「NHK日曜美術館50周年展」
場所 東京藝術大学美術館(上野公園内)
会期 前期3月28日(土)~5月10日(日)10:00~17:00
後期5月12日(火)~6月21日(日)
NHK日曜美術館50年展|2026年3月28日(土)~6月21日(日)|東京藝術大学大学美術館
前期には「楓嵌装小箪笥『阿売乃宇美丹』」、後期には「黒柿拭漆小箪笥」が陳列されます。
「楓嵌装小箪笥『阿売乃宇美丹』」は柿本人麻呂の「天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ」題を採った作品で、コロナ禍の最中、仕事に没頭して制作したことを思い出します。「葦手」のようにこの和歌の言葉を形象化して作品に散りばめました。
「黒柿拭漆小箪笥」は第41回日本伝統工芸展で受賞した作品で、出品20年目にして初めて受賞した、こちらも思い出深い作品です。
制作背景や時代も様々な作品の中に置かれた拙作が鑑賞者にどのように映るのかも興味深いところです。ご高覧頂ければ幸いに存じます。

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