「 今 月 の 是 眞 」

~展示室より~

 

 

 柴田是眞が原画を描き 日本橋はいばらが出版した刷り物「花くら遍」。

ギャラリーでは季節に合った画題の作品を展示中です。

 

 木工藝ギャラリー-清雅-は昨年1月のオープンからちょうど一年が経ちました。

 この間お陰様で多くのお客様をお迎えすることができました。新聞やテレビ・ラジオでも取り上げていただき、またお客様にはとても熱心に観覧いただき、工藝談議にも花が咲きました。同時に日本工芸会木竹工部会の若手中堅の木工藝作家とともに始めた研究会も同じく一年が経過し、数回の泊りがけの研究会と三越での展覧会が実現しました。

 工房を移し、拡充し、ギャラリーを開きたいという夢がかなった一年でした。ギャラリーも研究会もこれからますます充実させていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

 さて今月の是眞です。新年をむかえ、お正月の華やかさのあるこの季節は寒さの厳しい時期でもあり、花はやはり限られます。お正月につきものは「福寿草」。本来はもう少し暖かくなってから咲くのですがお正月用に堀上げて,鉢に移して早めに咲かせるようです。優し気な黄色い花を見ていると、名前の通り福が来るような暖かい気持ちになります。お正月の生け花に「水仙」は欠かせません。古来伝わる日本水仙の香りはあたりを清浄にするかのようです。また真っ白な雪から覗く「南天」の赤い実は鮮やかな冬の景色です。難を転ずるとして縁起物です。縁起物といえば歳寒三友・松竹梅でおなじみの「松」も正月には欠かせません。一年中緑を保つ松は常若の象徴です。こぼれた種から芽生えた「実生松」は吉祥の印です。

 お正月といえば来客も多いもの。お菓子の用意も怠りなく。特ににぎやかな色合いの「干菓子」はおめでたい席に相応しいものです。子供たちにとっては独楽遊びも正月の年中行事ですね。花で作った「花独楽」は春らしい遊びです。

 

今月の是眞も多彩です。