「 今 月 の 是 眞 」

~展示室より~

 

柴田是眞が原画を描き 日本橋はいばらが出版した刷り物「花くら遍」。

ギャラリーでは季節に合った画題の作品を展示中です。

今年も梅雨の季節になりました。木工家にとっては一番苦手な季節です。

窓を開けておけばあっという間に湿度計は90パーセント。これでは仕事になりません。

出来上った作品にも注意は必要ですが、それ以上に制作中は十分注意が必要です。

そんな6月の是眞は鮮やかな緑が目を惹きます。

工房のある甘楽町では“蛍の夕べ”が開かれました。

「蛍袋」とは良く言ったもので、我が家の庭でも咲きだしました。

 

またこの時期は栗や、樫、椎などブナ科の花も咲きだします。

「尾状花序」と言われる房状に連なった雄花が特徴で独特の香りがあって、柏もその仲間です。

ところでこの「柏」という漢字、本当は針葉樹を指す漢字です。

なぜこの字を当てたのか不思議です。いろいろ逸話もありますがそれはまたの機会に。

このほか「大山蓮華」、麦秋にちなみ「小麦と燕麦」、水辺の花で少し涼しく「沢潟」。

 

そして最後は花は花でも「花茣蓙」。そろそろ昼寝の恋しい季節です。